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​渡邊康紀研究室の研究内容

 細胞を囲む膜や、ミトコンドリア、小胞体などの細胞小器官の膜は、主にリン脂質と呼ばれる分子でできています。細胞が正しく機能するためには、膜を構成するリン脂質が必要な場所で、必要な量だけ存在する必要があります。そのため、細胞の中ではリン脂質を合成したり、分解したり、ある膜から別の膜へ輸送する様々なタンパク質が働いています。

 私たちの研究室では、こうしたリン脂質の合成・分解・輸送に関わるタンパク質に注目しています。これらのタンパク質がどのような仕組みで働いているのかを調べるために、X線結晶構造解析やクライオ電子顕微鏡といった手法を使って、分子の「かたち」を詳しく見ています。

 これまでの研究から、リン脂質を扱うタンパク質には、驚くほどよくできた「かたち」や仕組みがあることがわかってきました。たとえば、リン脂質を収容するためのポケットの立体構造や、ある部分のやわらかさ、電気的な性質などが、リン脂質の認識・輸送・化学反応に深く関わっているのです。

 このような分子レベルの理解は、細胞がどのように生命活動をしているのかを知る手がかりになるだけでなく、脂質の代謝が関係する病気(代謝病や神経変性疾患など)の原因解明や、新しい薬の開発にもつながると考えられます。しかし、これまでに明らかになっていない仕組みはまだまだたくさんあります。私たちは、こうした「生命を支える脂質の合成・分解・輸送の仕組み」を分子の構造と働きから明らかにしていくことを目指しています。

​主要な研究成果の紹介

準備中です

山形大学理学部

准教授 渡邊 康紀

yasunori[at]sci.kj.yamagata-u.ac.jp

TEL: 023-628-4529

Faculty of Science, Yamagata University

Associate Professer Yasunori Watanabe, Ph.D.

yasunori[at]sci.kj.yamagata-u.ac.jp

TEL: +81 23-628-4529

〒990-8560

山形県山形市小白川町1丁目4−12 

1-4-12 Kojirakawa-machi, Yamagata, Yamagata

990-8560, Japan

© Yasunori Watanabe Lab, Yamagata University

 

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